オコエ瑠偉(るい)
国籍 日本
出身地 東京都
生年月日 1997年7月21日
身長 183cm
体重 86kg
家族 父(ナイジェリア)・母(日本)・妹
オコエ瑠偉は、2015年夏の甲子園で注目された選手の一人です。
関東第一高校3年時に夏の甲子園出場を果たし、中京大中京や興南など強豪校から勝ち進み、見事にベスト4になりました!
準決勝で、2015年夏の甲子園優勝を成し遂げた「東海大相模」に敗れはしたものの、見せ場もあり、私たちに感動と勇気を与えてくれたと思います!
オコエ瑠偉のスター性
オコエ瑠偉の甲子園でのプレーは、スピーディかつダイナミックで、見るものを虜にします!
すごいプレーばかりで、甲乙つけがたいのですが、個人的にとくに印象に残っている場面があります!
それは、準々決勝の対興南戦9回表の関東第一の攻撃の場面!
スコアが3-3ながらも興南のほうがあきらかに流れ・雰囲気がよく、関東第一が押され気味だった場面。興南先発のサウスポー比屋根君をなかなか攻略できずにいる状態。
「野球は9回2アウトから」とはよく言ったものですが、個人的には絶対興南が勝つだろうと予測していました。
7番から始まる攻撃、1人でもランナーがでれば1番のオコエ瑠偉まで打席が回るという状況。
3人で終わればかなりピンチ、オコエ瑠偉まで打席が回ればおもしろいな!という状況!
・・・回っちゃうんですよね、これが!!
2015年夏の甲子園で、これまでホームランのなかったオコエ瑠偉。
足を使った長打はありましたが、まさかこの場面で、この大一番でホームランが飛び出すとはビックリです!
めっちゃ、鳥肌が立ちました!!!
間違いなく人にはないモノをもっていると確信しました!
ドラフト1位で楽天へ
2015年10月22日にプロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)が行われ、東北楽天イーグルスから外れ1位で指名を受け、入団が決まった!!
入団前には、報道陣の前で「将来はメジャー!」と驚きの発言もあり、意識の高さやメンタルの強さが垣間見える一面もある。
ただ、プロの世界は、生まれ持った身体能力や気持ちだけで通用するような甘い世界ではないし、高校野球とは次元が違う!
果たしてどうなのか!?
オコエ瑠偉の魅力
現時点で、オコエ瑠偉の最大の魅力であり、武器なのは、やはり「走力」でしょう!
センター前ヒットをツーベースヒットにしてしまう「走力」がある!
普通に考えれば無理なんだが、彼にはできてしまう!
オコエ瑠偉は50mを5秒96の俊足だ!
・・・ただ、野球に関しては足が速ければいいというものでもない!
一つの指標として、各塁への到達タイムというものがあります。
プロの世界では、1塁到達タイムが4秒29以内が俊足とされるが、オコエ瑠偉のタイムは4秒20。
ちなみに、だれもが知る「世界のイチロー」は3秒70らしいですね。
ただ、右打ちと左打ちとでは左打ちのほうが0.2秒ほど早いとされているので、右打ちのオコエ瑠偉もプロ並みと言えそうです。
しかし驚くのはここから!
1塁到達タイムがあるように、2塁到達タイムが8秒29以内、3塁到達タイムが12秒29以内というのがあるんですが、彼の場合、2塁到達タイムが7秒73、3塁到達タイムが10秒88と驚愕の速さになっています!!
長い足をスライドさせながら走る「スライド走法」でぐんぐん加速していきます!
オコエ瑠偉はプロで通用する!?
足の速さは即戦力ですが、走塁のスペシャリストになるにはスタート技術を磨かなければいけません!
リードの大きさ・配球・牽制などですね。
そして、守備やバッティング。高校野球時代以上に、配球やバッターのクセを考えながら高次元で守備位置を変えることも必要になりますし、バッティングも重要です。
平均球速が140km/hを越えるプロ野球で、しかも木製バットに対応しなければいけません!
現時点では2軍でも苦労することが予想されます。
まとめ
現時点ではプロ野球に即戦力としては活躍できないというのが私の個人的な予想であり、おおかたの予想でもあると思います。
しかし、オコエ瑠偉はダイヤの原石です!!
そして、若い!!
しっかりと時間をかけて育てていけば、近い将来、日本プロ野球界を代表するような選手になってくれることに期待しています!
それぐらいのパワーをもっています。
応援しているので、がんばって下さい!!